【実施報告】第68回ペイシェントボイスカフェ
実施概要
イベント名 | 第68回 ペイシェントボイスカフェ |
開催情報 | 2021年6月6日(日)19:00-21:00 本イベントは終了しました。 |
開催場所 | ZOOMによるオンライン開催 |
スピーカー | 福森由佳子 さん |
疾患 | 卵巣がん、乳がん |
参加費 | オンライン参加2,000円 学生オンライン参加1,000円 |
アーカイブ動画 | オンラインサロンで公開予定 |
実施レポート
【日程】
2021.06.06
【ゲスト】
福森 由佳子さん
【イベント紹介】
患者と医療を繋ぐ活動の一環である。
薬剤師他、医療関係者が患者さんの実際のお話しを聴くことで、患者視点や想いを知り、臨床における薬剤師の発想を広げてコミュニケーション能力向上へ繋げていただくことを目的にしている。
また、参加者同士の交流の場としても機能している。
大学4年夏に卵巣がんの告知があった。内定先はあったが4月までに治療が終わるか不透明だったことで未来が見えない不安を感じたとのこと。2006年4月に就職するまでは肩書きがなく、社会的存在感がないことがつらかったという。就職後、6年後に乳がんに罹患。ホルモン補充療法の継続中に検診を勧められ、自覚症状があり受診。手術もでき、仕事をしながら放射線療法と薬物療法を実施した。
薬剤師との関わりにおいては、ベッドサイドへ来てくれた記憶はあったが相談した記憶はないという。今思えば、副作用や薬の内容のこと、次回受診時のことなど相談できることはあったと振り返る。
医療者は、言動や行動を周りから見られているため、それが患者に良くも悪くも与える影響がある。些細な声掛けや治療・次回受診へのアドバイス、労いなどの声掛けは嬉しいという。
現在は、若手がん患者が集まる仲間とのチャレンジをしている。広がっていく世界は、新たな挑戦へ繋がっている。
(文責:滝本大輔)