製薬企業の方へ 患者の経験や生活の実態に 深く触れる環境を届けたい

▼患医ねっとの紹介

患医ねっとは、自身が身体障がい者であり、がんの罹患経験のある代表鈴木信行が2011年に立ち上げた団体です。病気がある立場の方、医療者、そして製薬企業をつなげ、「日本のよりよい医療環境を実現させていきたい」という想いから、講演、研修、イベントなど、幅広く活動しています。

特に、製薬企業の方に対する講演や研修は、のべ100回以上の実績があり、ほぼ全社がリピートするほど、高い評価をいただいています。
これらの活動の中で、よりよい医療環境を実現させるために必要だと考え運営を始めたのがweb配信事業「くすりと生活」です。

▼現況の課題

実は…薬の開発に不可欠なはずの患者の「声」が届きにくい…という業界の構造があります。製薬企業では、高い倫理性と透明性を確保し、製品の適正使用を促すための業界基準に基づき、患者さんへの直接的な広報・宣伝活動を法的・自主的に規制しています。

そのため、製薬企業の従業員は、患者さんのニーズに合った製品を研究、開発、販売したいという思いを持ちつつも、自由に患者さんに直接お会いしてお話を伺うことが難しい立場にあるのです。特定の部門が、基準に基づいた適切な方法で医療者や患者さんのお話を聞くことはありますが、そこで得られた情報は内容によっては、国への報告、届け出などが必要となる場合もあります。

患者さんの声に触れられるよう、多くの企業では、患者さんによる講演会を従業員向けに企画するなどの工夫をしていますが、年数回の機会にとどまり、また講演者の選出にも苦慮しているのが現実です。

▼目指す社会の姿

患者の生活を知ることから始まる「助け合い」を助けあっていきたい。

患者さんのさまざまな日常生活を知ることができる機会をもっと多く作り出したい。患者さんが本音で話せる「場」があり、多くの人が聴いて共感することができる。日常生活での課題や希望を、根底から引き出すことで生まれる「新発見」をみなさんと共有する。

▼狙いと内容

本事業では、インタビュアーが、病気のこと、治療のこと、家庭・家族のこと、生活のこと…を、日々くすりを飲んでいる患者さん(ゲスト)から聴かせていただき、その様子を収録、編集の上、動画配信しているものです。
インタビュアーは、製薬企業の方が担当する場合もありますが、多くは患者さん、あるいは障害がある当事者が担当します。そのため、より本音、共感が得られ、日常生活での実態をご覧になれます。

まさに「患者の生活や経験を共有・発信できる場(プラットフォーム)」です。
毎回30~40分程度、オンラインで行う対談が動画としてアーカイブ化されており、患者さん(ゲスト)のお名前、疾患名の一覧から、動画にアクセスすることができます。現状、協賛いただいた企業の社員の方が、この過去のアーカイブ動画をパソコンやスマートフォンなど、様々な機器、場所で、自由な時間に閲覧できます。

これらの動画は、製薬企業の方のチェックを経て配信しますので、製薬企業が懸念する禁止にあたるリスクはありませんし、患者は、自らの経験や考えなどを話してもらうことに特化しているため、不確かな医療情報を配信することもなく、安心してご覧いただけます。

さらに、毎回違う疾患、患者さんをゲストにした新規動画を、毎週1本ずつ追加しつづけています。

この新規動画は、毎週金曜日の12時~13時に配信しています。その際にはどなたでも、患医ねっとホームページ(https://kan-i.net/)より、ご覧になれます。この配信の際には、ゲストにもリアルでご登壇いただき、即座に回答します。よって、患者さんの話はより深く、ご理解いただけます。

▼今後の配信予定

▼配信の実績

■実績一覧

■過去の動画(アーカイブ)を閲覧するには・・・

◇企業協賛向けサイト
患医ねっとに「協賛」いただけることで、協賛企業の社員は自由にご覧いただけます

 

◇個人協賛
「患医ねっとオンラインサロン」へご入会し、メンバーになった方は、すべての動画を自由にいつでもご覧いただけます。
詳細は、【オンラインサロンページ】より、【メンバーになる】を選択の上、メンバー登録をお願いします。

▼対談を希望される方へ

患医ねっとでは、本企画に共感し、対談してくれる「病気がある方」を随時募集しています。
詳細は【募集要項】をご覧になったうえで、ぜひご連絡ください。

▼協賛企業の紹介

協賛をいただいた企業・組織のロゴ(リンクつき)を設置していきます

田辺三菱製薬労働組合 様
NPO法人両育わーるど 様
知的・発達障害児と関わる人がともに学びあう、「両育」がある社会へ
JPPaC
全てのサービスは患者のために

▼主催団体について

本活動は、患医ねっとが主催しています。