【実施報告】第77回ペイシェントボイスカフェ
実施概要
イベント名 | 第77回ペイシェントボイスカフェ |
開催情報 | 2022年3月6日(日)19:00-21:00 |
開催場所 | オンライン開催 |
スピーカー | 大穂その井 さん |
疾患 | 乳がん(再発) |
参加費 | オンライン2,000円 オンライン(学生)1,000円 |
アーカイブ動画 | オンラインサロンにて公開 |
実施レポート
【日程】
2022.3.6
【ゲスト】
大穂 その井さん
【イベント紹介】
患者と医療を繋ぐ活動の一環である。
薬剤師他、医療関係者が患者さんの実際のお話しを聴くことで、患者視点や想いを知り、臨床における薬剤師の発想を広げてコミュニケーション能力向上へ繋げていただくことを目的にしている。
また、参加者同士の交流の場としても機能している。
ご自身が乳管がんとなって、その後父が脳梗塞で要介護5,母がアルツハイマー病で要介護1となり、3年間で状況が入り乱れることとなった。
がん老介護については、子育ては出口が見えるが、介護は事態が死に近づき深刻になっていく状況がある。
これまで大きく2回のSOSを出した、と。1回目は心の専門家に相談、2回目は自分が病気でも介護が可能かを介護窓口に相談した。実際に自分の抗がん剤治療と、老介護が始まり、並行は可能だった。
乗り越えるポイントは3つある、と。1つは冷静になる、1つは見栄を捨て助けを求める、1つは言霊のチカラが大切だという。
ご自身にとって薬剤師は、生活の質の担保や、具体的なアドバイス、また冗談も含めたやりとりが、がん老介護の生活の支えになるという。
(文責:滝本大輔)