【実施報告】第92回ペイシェントボイスカフェ(慢性骨髄性白血病に罹患している方(治療中)を迎えて)
実施概要
イベント名 | 第92回ペイシェントボイスカフェ |
開催情報 | 2023年6月11日(日) 19:00-20:30 |
開催場所 | オンライン:ZOOMにて |
スピーカー | 久田邦博 さん |
疾患 | 慢性骨髄性白血病(治療中) |
参加費 | オンライン:2,000円 (学生・オンラインサロンメンバー:1,000円) |
アーカイブ動画 | オンラインサロン内のみで公開します |
実施レポート
【日程】
2023.6.11
【ゲスト】
久田 邦博(クニ坊)さん
【イベント紹介】
患者と医療を繋ぐ活動の一環である。
薬剤師他、医療関係者が患者さんの実際のお話しを聴くことで、患者視点や想いを知り、臨床における薬剤師の発想を広げてコミュニケーション能力向上へ繋げていただくことを目的にしている。
また、参加者同士の交流の場としても機能している。
がん患者でもあり、薬剤師支援活動もしている演者は、診断を受けてから「死」と向き合い始めたという。死は平等にやってくることから、「いつ死ぬか分からないなら、やりたいことを先延ばしにしない」と考えた。ゲームをしたりするなど、1日の時間を思い切り充実できるなら、生きる時間が短くなっても良いとすら感じたという。
薬剤師との関わりの中で、自身の不調に対して全国の薬剤師からのアドバイスがあった、そういった機会を契機に、患者の20%が薬の自己調節をしており、薬剤師が関わればこの人達は救われると考えた。薬剤師として、他業種の薬剤師と深い関わりとなった。それが今の全国行脚に繋がったという。
患者対応に対して、人として信じられない行動や言動がある。そうではなく、薬剤師への期待としては、患者を「人」として見てほしいという。最後に大切な言葉をいただいた。
「必要に迫られたときに最も集中して取り組み大きな成果を出す」
(文責:滝本大輔)