【実施報告】第70回ペイシェントボイスカフェ
実施概要
イベント名 | 第70回 ペイシェントボイスカフェ |
開催情報 | 2021年8月1日(日)19:00-21:00 本イベントは終了しました。 |
開催場所 | ZOOMによるオンライン開催 |
スピーカー | 長岡健さん |
疾患 | 食道がん(胸部食道扁平上皮癌) |
参加費 | オンライン参加2,000円 学生オンライン参加1,000円 |
アーカイブ動画 | オンラインサロンで公開予定 |
実施レポート
【日程】
2021.08.01
【ゲスト】
長岡 健さん
【イベント紹介】
患者と医療を繋ぐ活動の一環である。
薬剤師他、医療関係者が患者さんの実際のお話しを聴くことで、患者視点や想いを知り、臨床における薬剤師の発想を広げてコミュニケーション能力向上へ繋げていただくことを目的にしている。
また、参加者同士の交流の場としても機能している。
演者は、がん患者認知のためがんサバイバーであることは実名公表している。仕事や公表、治療方針については意外と悩まなかったが、一方で標準治療と代替治療に関してはエビデンスの関係もあり迷ったとのこと。
5年生存率60%というデータをもとに、再発する前提にして過ごすか、再発を防ぐことを目指すかの想いは難しかった様子。メンタル的な部分としては調子の良い時にも30%程度はネガティブになり、気持ちを落ち着かせるための通院も始めたこともあったとのこと。
オンライン診療のメリットとデメリットもそれぞれ感じており、コミュニケーションの質は変化したことを体感した様子。デジタル化の部分においては、テキストとして記録が残るのは重要だと考えている。 医療関係者のイメージとのギャップについて、本来EBMの考え方のはずなのに医師がそうでない時があった。しかし薬剤師がエビデンスを持ってきてくれたことから、薬剤師とともに医師を説得した経験もお持ち。専門家それぞれの視点により、医療に協働していけるのは素晴らしいと考えている。
(文責:滝本大輔)